私は、自分の娘の夜泣きに悩んだ経験から、夜泣きについての情報発信と講座などの活動を始め、2011年には、大学院に行きながら初めてとなる書籍「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」を出版しました。
自分で言うのも何ですが、この本を機に、育児書界に夜泣き本ブームを巻き起こしました。ホント、自分が言うのも何です…ね^^;
そしてそれと並行して講師として呼ばれることも増え、今ではNPO法人赤ちゃんの眠り研究所という団体として、団体認定の乳幼児睡眠アドバイザーの皆と一緒に活動するに至っています。
団体としての活動の方向性は、まだ実際には模索が続いている段階ですが、私たちが2014年から活動してきて、いま確信しているのは、「 ” 情報だけ ” が必要なのではない」ということ。
夜泣き本ブームや、ネットの情報拡散力のおかげで、多くの夜泣きの予防法や対処法が知られるようになりました。それは、夜泣きで悩むママにとって、とてもいいことだと思います。
でも情報だけでは、ママたちの孤立化を防ぐことも、大丈夫と背中をさすることもできません。情報だけではなく、ネットの時代だからこそ、” 場 ” や ” つながり ”を作ることを、もっと積極的に実践していく必要があると強く感じています。
今、あからぼの拠点である横浜・東戸塚では、これまで講座に足を運んでくださったママたちに向け、眠りについて語り合う ” 場 ” の提供ができないか、模索を始めてくれています。
あからぼは、乳幼児睡眠の専門知識と母親目線の心に寄り添うサポートで「赤ちゃんの眠りに悩む家庭に安心を届ける」ことを使命にしています。
「お母さんなんだから、寝不足は当たり前! 寝なくたって大丈夫よ!」・・・どこぞの誰かが、こんなことを言ったりします。
眠れないと、ママであっても笑顔でいられなくなります。
眠れないと、ママであっても子どもが可愛いと思えなくなります。
眠れないと、ママであってもイライラを子どもにぶつけてしまうことがあります。
「もっと眠りたい」
そんな人として自然な欲求ですら、「母親なんだから」という理由で、抑え込まれてしまう、自ら言ってはいけないと抑え込んでしまう・・・まだまだそんな状況が続いているなと感じます。
安心を届けるために、私たち あからぼに何ができるか…
これからも、皆と共に常に考えていきたいな。
5月は多くのNPO法人の総会の時期。あからぼも、中旬に総会を控えています。久々に生で顔を合わすメンバーもいるかと思うと楽しみ♪ よろしくお願いします^^
茨城県の国営ひたち海浜公園の一面のネモフィラ。茨城で元気にしてます★